［富士吉田市］くれちうどん［勝手な評価：3.6／5］

'16年04月06日

くれちうどん　肉うどん

富士吉田の北東側、西桂町まで直ぐ近く

富士吉田市の北東、少し行けば西桂町になる場所。元々みうらうどんが営業していた店舗を改装し営業されています。
どのような関係なのかは解りませんが、食べた感想では独自の味を探求しているお店だと思いました。
改装され綺麗な内観は、フローリングの座敷席で四人掛けのテーブルが基本で、40人程度の収容人数です。
テーブル間が比較的ゆったりとられ、みうらうどんほど窮屈な感じはなく、その部分でも営業の方向が違います。

美しい器に、上品な盛りのうどん

注文して五分程でしょうか、さして待った感じも無く、作り置きでもなさそうな時間で運ばれてきたうどんですが、
しんたくほどではないのですが、深く陶器を思わせるがらの丼。量は他のお店と同じくらいです。
ただ、汁の量が少ないのは好みもありますが残念です。

芯のあるゆで加減に小麦の風味が残る手製麺

まず麺ですが、太く長く少し茶色ががった自然な色、小麦の香りもします。
また、口に入れた印象は手製の荒っぽい食感に、コシのあるモノでした。
みうらうどんのモチモチ感ではなく、もっと強（こわ）い印象です。

汁は出汁のコクが薄いが、自然な風味

B級グルメと称される、この吉田のうどんの特徴でもありますが、当然のように天然も食材だけではこの価格は維持できません。様々な調味料を使用し、深みを出しているのが一般的ですが、道の駅のうどんの汁のようにそれだけの味わいになってしまうとどうしてもオリジナル性もなく、印象は薄い。ただ、いろんな味を食べてみるとそれも必要ではあることは充分に理解出来ますが、出汁の風味だけは残して欲しいなといつも思います。

このくれちうどんは、出汁が前回とは少し印象がことなっていていろんな工夫をされているかなと思いました。また、風味までを損なう調味料は含まれておらず、インパクトは少ないけど安心して食べられる味わいでした。

実際にこれだけ食べてきて、評価が変わる店のほとんどは味自体に飽きることがあり、
最初は美味しいと思ったけど、最近少し食べ慣れてしまったな、と思ううどんもありそのほとんどが、調味料加減だったりします。まーあくまで私は、ですが。

トッピングの肉は馬肉

いわゆる吉田のうどんの特徴にある、肉には馬肉を使用していました。
安価な豚肉を使用するところもありますが、どうしても油の感じが汁に溶け出して
個人的には、やっぱり馬肉です。
ここの味付けは汁同様に塩っぱすぎず、濃すぎない味付けは好印象。
少しだけ硬い食感は残念でしたが。

全体的には手製の香りのする吉田うどんです

どの店に対しても評価の基準は同じですで、独自の味であり、その味や雰囲気また価格などで判断しています。またそれが、個々の好みにマッチする為の判断材料になればいいかなと思っています。
ただ、今のように少しこの吉田のうどんが人気になってきから、万人に向けた味わいも多くなりオリジナリティーは低くなってきた気がしています。
富士吉田市周辺で食べられるこの味は出来るだけその店独自の味わいや雰囲気を味わって欲しいと思っています。
このお店はその中の１つではあるのでは無いでしょうか。
是非ご賞味ください。我々の勝手な評価は3.6でした。また暫くしてから食べに行こうと思います。