山梨県立富士ビジターセンターブログ

富士山の生い立ち その7 新富士火山 ステージ3

'14年01月11日

富士山

ステージ3は、5600年~3500年前で、この時期、富士山では山頂火口のほか北西~南東斜面や南西斜面で、側火山が次々と誕生しました。噴火の規模は中規模が多く、溶岩や降下テフラを噴出させました。また、火砕流や火砕サージも発生し、噴出物が南東~南西斜面などに堆積しました。

このステージ3で流れた溶岩は、「中期溶岩」と呼ばれていますが、ボーリング調査により北西斜面の鳴沢では88m以上の堆積があったことが報告されています。また、西斜面の大沢崩れの断面からは20層以上、厚さ100m以上にも及ぶ大沢溶岩が確認されています。

富士山は、この中期溶岩の流出によって山体を大きく成長させ、ほぼ現在の規模となりました。

引用:
山梨県環境科学研究所発行『日本一の火山 富士山』 荒巻重雄 太田美代著)P52



-富士ビジターセンターfacebookより-


 ▼富士ビジターセンター(Fuji Visitor Center)ホームページ
http://www.yamanashi-kankou.jp/visitor/


 ▼Facebook 
https://www.facebook.com/Fujivisi


所在地     〒401-0301 山梨県南都留郡富士河口湖町船津6663-1
連絡先     電話番号:0555-72-0259 ファックス番号:0555-72-0211
開館日     年中無休
入館料     無料
駐車場     無料:大型バス15台・乗用車100台

 

プロフィール

山梨県立富士ビジターセンター

山梨県立富士ビジターセンター

富士山の入口、山梨県立富士ビジターセンターからの富士登山、富士五湖観光情報、富士山についての情報、豆知識をお届けいたします。

RSS2.0