富士山の生い立ち その5 新富士火山 ステージ1 その2
'14年01月07日
11,000年ごろに噴出した「三島溶岩は」、1枚の厚さは1m程度ですが枚数が多く、総噴出量は4㎦と、富士山の長い歴史のなかでも最大規模のものです。
三島市南部ではパホイホイ溶岩に特有の、表面が縄状になっている様子が観察できます。
有名な柿田川の湧水も、この溶岩流の末端から地下水が湧き出しているものです。
旧期溶岩は古富士火山の火山泥流がつくった山麓の扇状地をすっぽりとおおい、富士山の裾野を拡大させました。富士山の標高700~1,250mの地点で行われた複数のボーリング調査の結果から、このステージ中に山麓に積もった溶岩の厚さは50~200mと推定されています。
引用:
山梨県環境科学研究所発行『日本一の火山 富士山』 荒巻重雄 太田美代著)P51
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