'14年04月15日

ニュース

吉田・須走ルートの下山道８合目の分岐位置の変更について以下の内容で情報が入りましたのでお知らせいたします。
ここ数年、多くのルート間違いによるお問い合わせをいただいており、その対策の第一歩として若干のルート変更が行われます。
私どももより具体的な状況は山開きまでは確認ができませんので、現状での見解はできませんが以下の対策により多少でも道に迷う登山者が減ってくれる事を願います。

画像では見えづらい場合は以下のページにPDFをアップいたしました。
ダウンロードしてご確認ください。

http://www.fujisanblog.jp/goraikoukan/info.php?no=12


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吉田・須走ルートの下山道８合目の分岐位置の変更について
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登山期間中の富士山において、山梨県側の吉田口から登山し、間違って、静岡県側の須走口に下山してしまう問題に対して、両県及び山小屋等の関係者で協議し、この程、下山道の分岐をわかりやすい位置に変更する対策を取ることで合意し、今夏、これを試行として実施することとした。

１　現況、原因等
・ 吉田ルートと須走ルートの下山道は、８合目の山小屋「下江戸屋」手前までが同一ルートであり、ここで、吉田ルート、須走ルートに分岐している。
近年、吉田口から登山し、８合目の分岐で、間違って、静岡県側の須走口に下山してしまう事例が多発していることから、これまで、①吉田ルート六合目安全指導センターでの指導（チラシの配布）　②誘導標識の設置　③音声案内装置の設置　④誘導・安全指導員の誘導　等の対策を実施してきたが、依然として、間違いは多発している。（参照：下記＜参考＞）
・ 下山道の間違いの主な原因は、８合目で右折する須走ルートは、道幅が広く、明確であるのに対して、左折する吉田ルートは、道幅が狭く、かつ、山小屋の前を通過するため、認識しづらい点にあると考えられる。
（山小屋関係者等が指摘）

２　対応策
・ 両ルートを同時に認識しやすい位置（現在地から約50㍍先）に移設する。
（添付資料参照）
須走ルートの元の分岐に、下山者が進入できないようロープを設置する。
・ 新たな分岐位置には、誘導標識を新設する。
混雑時期には、誘導・安全指導員を配置する。

３　今後の予定
各関係機関の許可を得て、変更を行う。
・　新たな下山道８合目の分岐について、事前に登山者や旅行会社等に対し、チラシやホームページ等への掲載等により、広く周知に努める。
今夏の道間違い件数、原因等を調査し、今後の効果的な対策を検討する。