カメラ日和ブログ

一眼で稲妻を簡単に撮る方法

'17年07月18日

写真

まだ梅雨のはずなのに連日30度以上の猛暑にやられまくっている今日この頃。
今日は日中の最高気温35度に加え、雷に夕立と、完全に真夏の様相です。

自宅のベランダから稲妻がよく見えていたので、急いでカメラをセッティングして撮影してみました。




ついでに、一眼カメラで簡単に稲妻を撮影する方法を紹介します。
まず機材について。
カメラはマニュアル露出ができて、タイマーでレリーズができるものがベスト。あとは三脚必須です。レンズはなるべく広角のもがいいでしょう。稲妻はどこに現れるかわかりませんから。

設定について。
露出はマニュアルで合わせますが、なるべく長時間露光ができるように絞りと感度で調整してください。目安は露光時間が10秒〜20秒くらいになるように。だいたい雷は夕方に発生して、雲で空は暗くなるので、絞りをF8くらいにしてIOS100で撮れば露光時間はそこそこ長くなります。
なぜ露光時間が長い方がいいのか。それはいくつかの稲妻をいっぺんに写し込むことができるからです。今日の写真では2回分の稲妻が写り込んでいます。
露光時間が20秒を超えるような場合は感度を上げて調整してください。あまり露光時間が長くなりすぎると、雲のディテールが失われるため美しくないと個人的には思います。
あと基本的に稲妻はめちゃくちゃ明るいので、露出補正は-1段〜-2段くらいにしておくといいでしょう。

次に撮影方法について。
設定が固まったら、タイマー付きレリーズ(sonyαの場合はタイムラプスアプリで良い)で露光時間に合わせてレリーズタイマーをセットする。できるだけ撮影間隔が空かないように、露光時間15秒ならレリーズを16秒毎とかにする。あとは撮影を開始してボーッと稲妻の美しい光を眺めていれば、カメラが勝手に撮ってくれます。

気がすむまでカメラに働いてもらったら、どんな写真が撮れてるか確認してみましょう。ここが一番楽しみな時間。確認後に「ヨッシャー」になるか「ガーン」になるかは運次第ってことで。
ちなみに今日の写真の感想は「う〜〜ん…」でした。
実は撮影を開始する前にもの凄く大きなのが2回走ったので、そういうの期待してたんですよねぇ。

最後に、
稲妻が画面に入るとマゼンタかぶりが生じることがあります。これは雷が発する赤外線の影響なので、できるだけRAWで撮って現像で補正してください。
それから一番大事なことは、安全が確保されている場所で撮影すること。
いくら遠くの雷だからといっても、だだっ広い何もない場所に三脚立てて、傘持って撮影するとかは、自殺行為なのでやめましょう。

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山梨県を中心に風景写真を撮ったり、動画を撮ったりしています。カメラのこととか、写真のこととか、気になったことを書いていきます。
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